お客様から電話で「詐欺被害」にあったと連絡がありました。
悪意のあるソフト「Advanced Password Manager」を知らないうちにインストールしてしまったようで、
PCに不具合の警告が頻繁に表示されるようになったので、心配になり「個人情報の保護」のボタンをクリックしたとの事です。
この「個人情報の保護」は悪意のあるソフトに個人情報を送信する機能で、PC内にあるパスワードやクレジットカード番号などが送信されてしまいました。
この時点でお客様はまだその事に気付いていいませんでした。

暫くしてこの悪意のあるソフトウェアのサポートセンターを名乗る所から非通知通話があり、
遠隔対応でPCの不具合を解消すると促され、
「この不具合の解消にはGoogle Playギフトカード50,000円分が必要」と言われ、
お客様はGoogle Playギフトカード50,000円分を近所のコンビニで購入してしまったようです。
更に「このPCは乗っ取られているから、それを直すのにGoogle Playギフトカードの追加が必要」と言われて
トータルで400,000円相当を支払ってしまったようです。

それでも一向にPCの調子が良くならずに、弊社に連絡があり、訪問してみると悪意のあるソフトウェアの仕業だったと判明。
警察に被害届を出したものの、犯人を捕まえる事も出来ず、Google Playギフトカードで払った400,000円も戻ることはありません。